序文
今回は、AIに自分の技術を説明させる方法をChariot SACSの実例で解説する記事の日本語キーワード版を書きます。
前回、Google Geminiに、英語キャッチコピー"Save more electricity than a solar panel generates"を説明させるという記事を書きました。
その後、日本語キーワード「発電した以上を家計の消費電力から節約する」でも記事拡散とSEOが進み、Google Geminiが説明するようになりました。 この記事では、日本語でGoogle Geminiが説明するようになった実例とさらなる提言を、英語キャッチコピーの場合の記事の内容を前提とせず、まとめました。
まず、Google Geminiがどのように説明するか、結果からご覧ください。
Google Searchで"Chariot SACS"って何?"を調べる
Google Searchで発電した以上を家計の消費電力から節約するを調べる
Google Searchでバッテリーレス太陽光を調べる
ざっと、重要なことを並べると、以下の通りになります。
1.価値のある商品やサービス等を考える
2.インパクトの強い表現をする
3.複数個所に記事を投稿する
4.キーワード選定とSEO施策をする
順に説明しますね。
1.価値のある商品やサービス等を考える
独自性のある有益な商品、サ-ビス、概念、情報をそろえる。 私は、他にない独自のアイディアを形にするのが好きです。 ただし、アイディアはあっても、それが実現可能か検討する技術やパワーは必要です。 ただ、他に誰も思いつかないことでなくても、価値を生じるものはあります。 すでにある情報を集めただけでも、集め方にセンスや工夫があれば、十分な価値を生じます。
私は、2020年ごろから、独立電源システムからバッテリーをなくし、フィードバック制御で混ぜ合わせる電子工作をしています。 直近では、「Chariot SAMBA」というモバイルバッテリーを用いた独立電源システム、「Chariot SACS」というPC節電システムを考えました。
特に「Chariot SACS」は、産業的可能性、研究価値もあり、個人での成果としては好評です。 本記事は、「Chariot SACS」の紹介記事ではありませんので、内容に興味のある方は、以下を参照してください。
簡単に紹介すると、太陽電池1枚を用いて、PCの消費電力を減らすシステムです。 直流給電、協調給電、マージン確保で、高効率、安定動作を実現しました。 太陽電池が発電しなくてもAC100Vだけで動作し、太陽電池が発電すると発電分を自動的に節電します。 しかも、太陽電池からの電力は1回だけの電力変換しかしないので、高効率です。 この技術は、日本・米国・中国に個人で特許出願しています。 2025年時点で日本では権利化に成功しています(特許第7743955号)。 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。
2.インパクトの強い表現をする
この技術・プロジェクトに、「Chariot SACS」と名付けました。SACSは、Solar Assisted Computer Systemの略です。 内容を的確に表し、覚えやすく、適度な長さの名前を付けることは重要です。 尚、「Chariot SACS」という名称は、日本・中国に個人で商標出願しています。2025年時点で日本では権利化に成功しています。
また、日本語キャッチコピー「発電した以上を家計の消費電力から節約する」、英語キャッチコピー「Save more electricity than a solar panel generates」というキャッチコピーを用意しました。 「発電を超える節電」の方がシンプルでいいという意見もありましたが、直流給電は産業界ではどんどん導入されているのに対して一般家庭への導入はかなり遅れているので、家計のという言葉を入れました。 実はこのキャッチコピー、「Chariot SACS」の研究を始める前から頭の中にあったもので、このキャッチコピーが正しいかどうか実験で確かめたのです。 このキャッチコピーを見た方が、「うそ?どういうこと?」と思った場合、以下の画像1枚で全て受け止めます。 そのため、この画像1枚を作るのに1日かかりました。
キャッチコピーは嘘にならない範囲で最大限インパクトやメッセージ性の強いものにしましょう。 聞いた方の脳がパニックになるくらいを目指しましょう。
3.複数個所に記事を投稿する
今回記事を載せたのは、Chariot Lab.の公式ページ、Protopedia、note、Zenn、楽天ブログ、はてなブログです。 英語版では3か所程度でしたが、よりAIに拾ってもらいやすくするため、6か所に記事を載せました。 ちなみに内容は全く同じです。 本当は、少しだけ表現を変えた方がいいらしいです。 AIに問い合わせが来た際に、検索エンジンがすべての説明ページを認識しているとは限りません。 6か所に記事を載せても、AIに問い合わせが来た際に認識するページは3~4ページくらいだったりすることも多く、安定しAIに説明してもらうためには、6か所くらいに記事を書いた方が安全です。 また、検索エンジンのクロール直後は検索順位が一時的に上がりAIが拾いやすくなりますが、その後は継続しないこともあります。
4.キーワード選定とSEO施策をする
SEO施策として、各ページのタイトルに、AIに検索してもらいたいキーワードを設定しましょう。 私は、以下の3つの事項を検索ターゲットにすべきと考えています。
・商品名、プロジェクト名、団体名
・キャッチコピー
・検索需要語(お客様が、何かの目的でAIに問いかけるときに多く使われる言葉)
今回は、順に、以下に設定しました。
・"Chariot SACS"って何?
・発電した以上を家計の消費電力から節約する
・バッテリーレス太陽光
まず、「商品名、プロジェクト名、団体名」ですが、私のこの例の場合、"Chariot SACS"になります。 これは、商品名、プロジェクト名、コンセプト名になります。 しかし、この名称、フランス語でショッピングカートを表す言葉で、私の言葉が後発でそこに侵入しようとしています。 知名度が低いこの後発の言葉は、なかなか認知してもらえません。 そのため、うまく説明できないこともあります。 AIを呼び出しやすくするため、検索キーワードとしては、「"Chariot SACS"って何?」としました。
キャッチコピーですが、「発電した以上を家計の消費電力から節約する」に設定します。尚「"発電した以上を家計の消費電力から節約する"」のように、ダブルクオーテーションで囲った方が確実にAIは説明しますが、今回は、よりAIに問い合わせることが多いと思われる、ダブルクオーテーションなしに設定しました。 実際問題、ダブルクオーテーションで囲った方は比較的早いタイミングで説明してくれましたが、ダブルクオーテーションなしで説明するようになったのは最近です。
検索需要語ですが、これは、お客様が、何かの目的でAIに問いかけるときに多く使われる言葉で、今回は「バッテリーレス太陽光」に設定しました。「バッテリーレスのベランダ太陽光発電」というスーパーニッチなキーワードで1位となっていたのですが、その後のSEO施策で、「バッテリーレス太陽光」でも検索1位が取れ、AIが説明するようになったので、この言葉に設定しました。 このように、まずはスーパーニッチなキーワードで1位を取り、その後、より検索ボリュームの大きい言葉に1位を取れる範囲を拡大していきましょう。 まあこれでもまだニッチですが。
そして、次に、可能な限りこれらサイトへのリンクをもらいましょう。 プレスリリースが出せるなら出しましょう。 ココナラなどのサービスで、リンクピラミッドといって、自サイトに数十のリンクを張り、そのリンクに対しさらに多数のリンクを張るというサービスが、7000円程度で売られているので、利用してもいいでしょう。 その際、こういった人工的なSEO施策を利用しすぎると逆効果です。 あくまで、価値のある商品やサービス等を考える、インパクトの強い表現をする、複数個所に記事を投稿するに対し、補助的な利用にとどめ、人工的なリンクばかりに頼らないようにしましょう。
終わりに
英語では "Save more electricity than a solar panel generates" という表現で同様の結果が得られています。 英語と日本語では表現と競合サイトが異なるので、英語で成功したら日本語で成功するとは限らず、またその逆も言えます。 英語と日本語、それぞれでキャッチコピーとキーワード選定は、しっかり考えましょう。
こういった施策の結果、AIがどう説明するか、もう一度冒頭のリンクをクリックして、確かめてください。 いかがでしたか? みなさまも、この記事を参考にして、AIを味方につけてください。
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